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<<   作成日時 : 2010/09/06 11:35   >>

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 民主党代表選で管氏と小沢氏の政策発表で違いが明確になった。
 総じて、菅氏が現実的であるのに対し小沢氏はやや非現実的と思
われることがいくつか感じられ、立場の違いによることが感じられる。
 小沢氏は背中を押されたぎりぎりの出馬であったが、3か月前まで
与党の幹事長であったとは思われない対立意識に、ある種の情緒的
なものを覚える。それは、長い政治生活で最後の奉公と言ったことか
らも窺われる。

 政権運営方針に関する両者の対立点は以下の通りである。
@「政策調査会」について、菅氏の「自由な政策論議のため復活する」
 に対し、小沢氏は、「内閣に一元化するため廃止」するとしているが、
 特定任務を課せられた閣僚が、全般にわたって議論することには無理
 があると考える。
  現に野田・福島消費者担当相はかつて所管任務について、消費者か
 らいかに多数の情報があったにせよ、対応に疑問が持たれている。
  一般に、政策原案を閣議で議論することは必要であるが、基本政策
 の検討は造詣の深いメンバーで構成し検討することが妥当と思う。
 
A「政策決定」は、菅氏の「ボトムアップ」に対し小沢氏は、「内閣機能を
 強化したトップダウン」としているが、前項と通じるところがあり、さらに
 総理の資質により独断専行に走る危惧なしとしない。
  また、国務大臣は所管任務を専門的に調査研究し、成案に向け努力
 することが一義的に必要であると考える。

B「官との関係」で菅氏が「官僚の活用を図る」のに対し、小沢氏は「官僚
 の国会答弁禁止」を唱えているが、組織運営の実態についていささか認
 識が疑われる。地方自治体・民間企業に拘わらず、重要会議ほど事務当
 局による補完によって運営されているのが現実である。
  短期間で交代する閣僚が、一般に官僚を凌ぐ程の専門知識を有すると
 は思われない。まして、派閥均衡によるポストの割り振りでは尚更である。
 
C「ねじれ国会」について、菅氏の「部分連合」に対し小沢氏は「連立の組
 み替え」と言うが、野党はこれまでいずれも連立の意思がないことを表明
 している。それとも独自の人脈で可能と言うのだろうか。

D「人事」で菅氏が「脱小沢」を望んでいることに対し、小沢氏は「党内グル
 ープの均衡」が必要」という。
  しかし、現状は、党の中の党のごとき派閥が激化しており、小沢氏が多
 数の新議員誕生に乗じた意識対応にも問題がある。
  衆院選の民主大勝は、小沢氏の評価は評価として、自民党嫌気の中で
 世論が民主への追い風となったものであることを、新議員は意識し、自主
 的に断することを臨見たい。

 これ以外にも財政再建、普天間問題、マニフェストの実行、予算組み替え
財源捻出、経済不況脱却、税制問題等々がその後の立会演説会で論じら
れており、聴取者の中には「菅さん支持であったが、小沢さんに期待する」と
の声もあるが、演説内容や迫力と現実は全く異なるだろう。
 党員やサポーターの中には未だ迷っている人もいるが自主性が問われる。

 一国の総理につながる代表選を、一片の演説で判断するのはいかがなも
のか。両者の本質については既に十分承知されているはずだ。
 要は菅氏の指導性・実行力の評価に対し、片や小沢氏のクリーン性、人間
性などを対比するとともに、実績も評価できない短期間で交代することの是非、
民主党の将来展望や外交面の影響等先見的な判断が必要ではないか。
(220906507)
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